Tierra del Fuego Lago Escondido湖畔 ~ Tierra del Fuego Ushuaia(2019年4月15日)

  • 2019.04.16 Tuesday
  • 12:37

JUGEMテーマ:海外一人旅

2019年4月15日 

 南米最南端の都市、ウシュアイア(Ushuaia)到着日

 

 

 昨日はLago Escondido湖畔のキャンプ場に着き、テントを張った。

今朝は起きると気温があまり低くない。昨日の朝がかなり寒かったのでかまえてたんだけどな、、。

 

 

速やかに出発。

今日も3号を南西へ走る。目的地はウシュアイア(Ushuaia)という町。

 

走り出してすぐに上り。湖をみながらのヒルクライムだ。風が弱く、ペダルが軽かった。

 

すぐに上りは終わり、下り出すと空気が変わった、、、、、激寒!

道脇の水たまりが凍ってる。

一つ峠越えただけで気温下がりすぎだよ、、、。手足の先がとても冷える。

 

下りきったあたりにポツンとあったレストランに入店。

中はブルジョア、趣味のお店といった感じ。

ストーブの前を陣取り、手袋と靴下、手足をかざして温める。

 

しばらく休憩。

 

コーヒー1杯で体を温めることができた。

店員さんに感謝。

 

防寒具をがっちり着込んで走り出すと、日差しが強くなってきて気温も上昇。良かった良かった。

 

 

 

 

 

紅葉と虹を見ながらのサイクリング。

 

そして、お昼過ぎに目的地のウシュアイア到着。

 

カナダのバンクーバーから始めたこの旅で、ここウシュアイアは大きな目標としていた場所だ。

アルゼンチン3号の終わりはまだ少し先だが、ま、そこまで行かなくてもいいかな。この先は国立公園で入園料結構高いらしいし。寒いし、疲れてるし、、。

 

目標達成はしたが平常運転。昨日の方がテンション上がってたな。

調べておいたドミトリーホステルにチェックイン。

サイクリストは一泊無料、なんて夢のようなことがネットの情報サイトに書いてあったホステルだが、見事に夢に終わってある意味納得。

ここは世界最南端の都市。南極大陸観光ツアーもここから出ているらしい。

とりあえず、スーパーマーケットで食料買い出し後、宿のキッチンで調理、たっぷり食べて就寝。

 

 

 

 

 ○カナダのバンクーバーから、アルゼンチンのウシュアイアまでの走行を終えての追記

ざっくりと書いていきます。

 

カナダのバンクーバーを2017年9月14日に出発し、アルゼンチンのウシュアイアに2019年4月15日到着。

 

  • 自転車について

 自転車を組んでくれたお店は群馬県、高崎市にある「サイクルテックIKD」。自転車知識のほとんどなかった自分にパーツチョイスのアドバイスをくれたのは地元で知り会えた大先輩とこのお店。限られた予算のなかで旅に合った自転車を組んでもらうことができた。感謝。

※下記の各部品のメンテナンス等については、旅道中に自転車屋のない地域や、部品の手に入らない地域で、自己責任で身につけた方法だ。

 

フレームとフォークは「SOMA」というブランドの「SAGA」というモデルを使用

タイヤホイールサイズは26インチ。アメリカのサンフランシスコ発のブランド。このフレームはとても強い。後キャリア取り付け用のダボ穴だけは何回も取れて溶接した。左右計4個ある後キャリア取り付け用ダボ穴は、すべて取れた歴があるが、多めに盛って溶接してからは取れなくなった。溶接に関しては主に現地の車の板金屋に依頼。

 

ハンドルはドロップハンドルで「DIXNA」の「J−FIT SL420mm

 

ホイールのリムは「ALEXRIMS DM18  スポーク36本」

とても強いリム。予備のスポークは持っていたが、一度も折れることはなかった。自分でもニップルをまわして調整はしていたのと、定期的に調整台のある自転車屋にフレ取りを依頼していた。毎回スポークの張りは強くしてくれと依頼。

質の悪いチューブを使用し、タイヤ空気圧を高くして走行したい時は、リムテープを厚手にするとパンクリスクが下がると思う。タイヤの規格より少し太いチューブを使用するのもリスクを下げる方法の一つだと思う。

 

 

ハブは「SHIMANO」の「DEORE

序盤はハブの整備は自転車屋にまかせていたが、ハブスパナを購入し、ハブの整備の仕方を覚えてからは、中身のグリスアップと傷ついた玉の交換、玉押しの調整は自分で定期的に行っていた。玉押し調整の緩くなったガタのあるハブで重い荷物を積んで走るとハブの傷みが早い。

 

ボトムブラケットは「SHIMANO」の「XT

コロンビアで一度交換。

 

タイヤは「SCHWALBE」の「MARATHON PLUS

アメリカのサンフランシスコで予備を購入。このタイヤの耐久性が良いのはとても有名。パンクについては、定期的にタイヤの表面をよくチェック。ワイヤーや植物のトゲなどがめり込んでいると、爪切り(毛抜きのような物でもよいと思う)で取り除いていた。こうすることでパンク頻度が確実に下がる。

 

ブレーキは「SHIMANO」の「DEORE」のVブレーキ

 

ブレーキレバーは「TEKTRO」の「RL520」

 

ブレーキシューはMTBが売られている地域なら比較的簡単に手に入った。

 

シフターは「SHIMANO」のダブルレバー「SL-7700」の9速

 

クランク、チェンホイール、前後変速機のコンポーネントは「SHIMANO」の「ALIVIO

ギヤの歯数は前40−30−22の3速、後12−36の9速。かなりレンジの広い組み合わせで、インナーロウが前22−後36。これが荷物が重い時のヒルクライムで大活躍。インナーロウの歯数は坂や未舗装路で、乗れるか押し歩くかを左右するので重要だと思う。前3速−後9速でこれだけキャパシティーの広い後変速機(SHIMANO RD-M4000 SGS)のモデルは少ないと思う。自転車部品の手に入れづらい地域でこのキャパシティーの変速機を探すのは大変。オレは一度アメリカのラスベガスで上記と同じものを購入できた。タスキ掛けで使うことがなければ、少しのキャパシティーオーバーなら問題なし。

チェンホイールのミドルギヤ歯数30のすり減りがはやく、旅中何度か交換した。ミドルギヤ30のみを単品で探すのは毎回大変だったが、クランクごと交換になってしまうととても高くつくので、探し回ったり、日本から送ってもらったり。ギヤだけなら軽いので、ミドルギヤ30の予備(できればインナーギア22も)を旅立つ時に持ってくればよかったと旅中に思った。前アウターギヤ40はよほど条件の良い区間でなければ使わなかったのと、径の大きいギヤはよほどすり減らなければスリップしないと思う。

9速で、ロウ側の歯数の多いカセットスプロケットはMTBが売られている地域なら比較的簡単に手に入った。

チェーンのオイルアップと余分なオイルの丁寧な拭き取りを小まめにすることと、チェーン交換のインターバルを短くすれば、前後ギヤの寿命は伸びると思う。チェーンにはミッシングリンクを使っていて、徹底的に洗う時はガソリンとペットボトルを使ってシェイクしていたが、ガソリンはすべてのオイルを取ってギシギシにしてしまうため、灯油の方が良いことを旅も中盤になってから現地の自転車屋スタッフから教わった。ミッシングリンクの強度が心配だったが、一度もトラブルはなかった。

 

ペダルは片面SPD、片面フラットのモデルを使用していたが、中盤以降フラットペダル側しか使わなかった。

 

自転車につける防水ハンドルバッグと防水パニアバッグ4つ(前2後2)のブランドは「ORTLIEB」、前後キャリアは両方「tubus」で、4つの防水パニアバックの中に防水インナー袋も使用。

 

サドルは「BROOKS」の「B17 Standard

革が馴染めば最高のサドルでサイクルパンツ必要なし。革メンテナンス用オイルはサドルの潤いと硬さをみながら適度にぬっていた。

 

BBB」のボトルゲージ特大(とても強度があり、壊れなかった)と様々なメーカーのボトルゲージ小(折れて何回も買い足した)

自転車フレームにつけ、ペットボトルや水筒、ガソリンボトルの固定に使っていた。

 

自転車用工具一式や部品(ボトムブラケット以外ならほぼメンテ可能)とチェーンオイル、グリス(自転車屋の少ない地域でハブに使うグリスが手に入らない時は、車やオートバイに使う粘度の高いグリスを使用していた)、ゴム糊など。空気入れやチューブなどの重要品は複数。

ボトムブラケット交換は自転車屋に依頼した。カセットスプロケットを外す時に関してはフリーホイールリムーバーとスプロケ固定工具を持ち、大きなスパナは現地でかりて作業していた。

 

 

 旅の移動手段を自転車にして良かったと思ったことは色々と沢山あるが、いつも感じていたことというか、そういうのがある。それはペダルを自分で回し続けて移動する行為からくるものだと思う。

 

例えば、何か良いことがあって、気分が舞い上がって出発。

目的地に着き、自転車からおりる時には気分が落ち着いている。

 

例えば、何か嫌なことがあって、気分が沈んで出発。

目的地に着き、自転車からおりる時には気分が落ち着いている。

 

もちろん効率的なペダリングを意識したり、スピードを上げるため力む時もあるし、フラストレーションの溜まっている時はペダルに八つ当たりするように蹴るように回す時もあるし、気力の弱くなっている時は力なくたんたんとペダルを回す時もある。

どんな時も景色は流れ、連続したグラデーションを見せてくれる。

どんな時もある程度の時間ペダルを回し続けると、、、何と表現したらよいのだろう、、ニュートラルというか、落ち着くのである。

このことは、旅の移動手段に自転車を選んで良かったと思う大きな理由だ。

 

 

  • 上記以外の携行品について 

バックパック大75(後キャリアと後パニアバックの上にストラップベルトで固定)とそれ用ザックカバーとそれ用インナー防水袋

バックパック小25(主に町を歩く時に使用、多く荷物を積みたい走行時はバックパック大に括り付け使用)とそれ用ザックカバー

ドライバッグ大(パソコン用)、ドライバッグ小(小物用)、厚手布の手提げ袋

 

自転車用ヘルメット、ニット帽子、速乾性布のハット、速乾性で紫外線を防ぐ薄手ネックウォーマー

 

サングラス、耳栓

  

下着、靴下、ヒートテック長袖の上下、速乾性能Tシャツの長袖と半袖、速乾性能のハーフパンツと長ズボン、防寒用の厚めの長袖(フリース上着のようなもの)、マイクロダウンジャケット、ダウンパンツ、ゴアテックスのレインウェア上下、防寒用手袋

裁縫道具、防水素材補修用の防水布と接着剤(セメダインX系が多用途でとても高性能)

 

カメラ(SONY RX100)、薄型ノートパソコン、スマートフォン、ウォークマン、外付大容量バッテリー、ソーラーパネル、ログの残せるGPS(GARMIN etrex20xを使い、中のマイクロSDカードに入れた地図データはオープンストリートマップ、etrex20xは単三電池2本で動く)、ニッケル水素電池数本(単三)とその充電器

GPSに残したログデータは「STRAVA」というSNSにアップロードしていた。南米の走行ログはすべて公開になっていて、Shun Yanagisawaで検索すれば、誰でも見られるようになっている。

 

LED防水ヘッドランプ(単三電池式)、LED防水ハンドライト(マイクロUSB充電式で自転車にも取り付け可)、コンパス、防水のソーラー電池腕時計(コンパスと温度計などの機能付き)とマイクロドライバー   

 

テント(ESPACEソロ)、フライシート、テントポール予備

 

料理用バーナー(MSR ウィスパーライト インターナショナル)とそのメンテナンスキッドと燃料用ボトル(20oz)

キャンプ用の小さく収納できる鍋類やタッパー、フォークやナイフ類、保温性能のある水筒、浄水フィルター(SAWYER MINI

 

靴2足(SHIMANOのクリッカーと、ローカットのトレッキングシューズ)、ビーチサンダル

 

マイクロファイバー速乾性のタオル

 

シュラフ(冬用)、防水シュラフカバー、シュラフのインナーシーツ(防水機能の劣化した古いシュラフカバーで代用)、スリーピングマット2つ(エアー式と折り畳み式)

 

スペイン語指さし会話帳(原本)、地球の歩き方(パソコンの中に電子データ)

 

貴重品とそれを入れる腰巻

 

  

キャンプについて

キャンプ場でのキャンプも、人のいない森の中でのキャンプも、廃墟でのキャンプも、道路地下の水路でのキャンプも好きだ。管理されてない場所での野宿は緊張や警戒も伴うが、、、、、う〜〜ん、、、、もといな、、願わくばポイポイカプセルがあって、、投げたら家が出てこないかな、、、、、なんて思った夜が何度もあったな、、。

 

キャンプをしている中で特に好きな時間。焚火をして体を温めたり、仲間と囲んだり、一人で炎を眺めてぼーっとしたり、物思いにふけったり、、、、火からの恩恵で調理もできるし、服や靴を乾かしたりも、、、、、灯にもなる。火を調節しながらの焚火調理はとても面白い。

旅道中毎日焚火をしていたわけではないが、火を扱っていて痛感したことがある。

火を起こすこと、火を消すことは、気候や燃やす素材にもよるが、少しのコツと着火道具、起こした火の規模に合った消火設備があればできる。

夜起こした火を放って寝てしまえば、次の日の朝には消えているか、燃え広がってしまうかのどちらかがほとんどだと思う。燻っていればラッキーで、またそこで簡単に火を起こせる。

難しいのは良い塩梅の火を続けること。これは一人では絶対にできないことだ。そんなことを実感、痛感した時がある。

 

 

  • 聴いていた音楽や動画について

宿やキャンプ場のネットを使ってパソコンで聴いたり、持参したウォークマンでよく聴いていたのを下記に

 

松任谷由実、ジョージウインストン、ハンバートハンバート、ブルーハーツ、忌野清志郎、クイーン、クラムボン、エレファントカシマシ、日食なつこ、久石譲、奥田民生、ケイトラズビー、T字路s、斉藤和義、ノラジョーンズ、トムウェイツ、サカナクション、ジュディーアンドマリー、ハナレグミ、関取花、トリニダードドバゴのカーニバル(パノラマ)の動画、ネットで検索して出てくるケルト音楽や民謡、Anne Jacqueline Hathaway

 

 

 ●旅の中でのトラブル

嫌なことはなるべく日記には書かないようにしてきたが、日記に書かなかった印象的かつオレの作文力で言葉にできる件を2つ。

 

旅をしていると、良い経験するし、嫌な経験もする。

オレはある時から、嫌な思いをしたことに関しては、天気のように思うことにした。

あ〜〜今日は雨が降ったな〜〜〜、、、あ〜〜今日は豪雨だ〜〜、、。

 

 

 

 あるキャンプ場で靴を洗おうと思い、中敷きを靴から外したところ、靴の中に注射器の針の先のようなものが刺さっていた。針はとても太く、空洞があるのが目視できた。太さから家畜用の注射針かと推測。斜めに刺さっていて、中敷きを貫通する寸前で止まっていたので足裏は無事だったが、プライヤーで抜かなければならないほどしっかり刺さっていて、針の長さ、靴の裏を確認すると、針を踏んでしまい靴の裏から貫通したのではないことは明らかだった。

針が自然に靴の中の中敷きの下に入り込んだ可能性はとても低いと思う。

 

 

 

 あるホステルの庭に洗濯物(Tシャツとネックウォーマー)を干していた。近くのスーパーマーケットに買い物に行って、帰ってきてから、洗濯物が乾いているか確認すると、Tシャツとネックウォーマーに穴が開いているのを発見。擦り切ったような穴が数ヶ所あった。発見した時は、少し不思議に思う程度で、自分がどこかに引っかけて穴を開けたのだろうと、たいして気にしなかった。

その後、ホステルの共同スペースに行くと挙動不審な人(A)がいた。Aだと疑ったわけではなく、Aの着ている服は裁縫が必要な感じだったので、裁縫が必要な服があるなら、一緒に裁縫をしないか誘ってみた。

Aはそれを承諾し、着ている服ではなく、自分の部屋からハーフパンツを持ってきた。

オレは針と糸をAにかしてやって、共同スペースのソファーで2人、裁縫を始めた。

裁縫しながらAと話をすると、夫婦でこのホステルに泊まっていると言う。

話の途中、Aの手は震えていて、最終的に針を折ってしまった。

Aは

 

ごめん

 

と、折れた針と糸を返してきた。

 

まだ針の予備はあるし、問題ないよ

 

Aの奥さん(B)は、オレの目からみると明らかにAとは違うタイプに見えた。AとBは同じ部屋(ドミトリー)に泊まり、普通に話はしているが、夫婦には見えなかった。

 

 

次の日、共同スペースでAに会うと、

 

ライターをかしてくれないか?

 

ライターをかしてやると、Aは冷凍ピザを焼くためにオーブンに火を付けようとしているようだった。

 

Bが食べるんだ、、

 

しかしライターではオーブンの中のガス噴出口に火が届かない。

オレは外に出て木の枝を拾ってきてAに渡した。

その時、Aは

 

オレはコレなんだ、、、

 

と囁いた。ん?枝?ライター?

意味わからん、、。

 

 

次の日、オレはチェックアウトする予定で荷物をまとめ、ホステルを出ようとしている時、Aに出くわした。

挙動不審な様子でAが言う

 

昨晩、夢に神が出てきて、、、、、、、、、、、、うんちゃらかんちゃら、、、、、、、。

 

Aはこう言っていた。

 

ごめん。お前の洗濯物に穴を開けたのはオレだ。

昨晩、夢に神様が出てきて罪悪感に耐えられなくなった。

、、、、、

 

う、、、うわぁ、、、意味不明、、、、、、、、、。

とにかく絶句。

わからない、、、、、、、、、、、、、

思考回路停止。

、、、、、掘り下げる意味ないな、、、、

 

ホステルチェックアウト。

 

現在も使用しているネックウォーマーの裁縫跡

 

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